こんにちは、ご無沙汰してますErixです。
最近までぼちぼちゲームとゲームのMod製作を行っていました。
3DCGの勉強したりペイント覚えたり等でまともにゲームをプレイする時間のほうが
めっきり少なくなりました。でも楽しいです、CG。
デスク環境もそれらしくモニタを配置して効率化をしていたのですが、以前ツイッターにてオリジナルのゲーミングデスクを開発、製作されている方から長い年月を経てようやく本年5月に商品化、販売されるというご報告を頂きました。これを機にデスク環境の改造することに・・・!
コンセプトの画像を頂いた時から非常に注目していたので、即注文させていただきました。
早速そのデスクの紹介と購入レビューをしていきたいと思います。
Willow Gear(ウィローギア) ARCdesk(アークデスク) AD-Type-001
メーカー公式HP:https://willow-games.com/
公式Twitter:https://twitter.com/creation_willow
価格:248,000円(税込,送料込 2019/6/1現在)
販売はこちら
最大の特徴はゲーミングデバイスを設置したまま収納・展開、スライドテーブルの引出しができる構造です。(百聞は一見に如かず!上記公式の動画を参照ください。)
そしてマルチモニターを展開可能なワイドなデスクスペース(横幅1800mm)
昨今のゲーミング製品では珍しい国産製造による高品質な製品
『アークデスクは「一生使える机」をコンセプトに、各パーツの製造を日本企業に依頼しており、高品質で不備の無いデスクを制作しています。』(公式HPより引用)
コストパフォーマンスについては高価である為、購入者の用途によると思います。
さて、画像を載せて順にレビューしていきます。(画像、テキスト共に長くなります!)
購入後は大型家具の為、引っ越し便による輸送をしてくれます。なので搬入は輸送業者にやっていただけるので非常に楽ちんです。
外箱は業者が引き取りました。ちなみに私は不在で立ち会えませんでしたが、非常に丁寧な対応だったと聞いています。
組み立てに必要な部品は通常のシンプルなデスクに比べると多いです。
なのでしっかりと取説を読んで組み立てましょう。
それと、作業を始める前に設置スペースと組み立てスペースを十分に確保しましょう。スペースの最低ラインは公式HPにもある通りです。
工具はプラスドライバー(1番)と六角レンチ2種が付属しています。
ここで注意が一つあります。必要工具がこれだけでは足りません。
最低でもプラスドライバーの2番及び3番が必要です。
関係ないですが、付属の工具がノーブランドではなくホーザンのドライバーだったのが意外でした。
というのも私自身電気関係の仕事をしていた時期があったので。。。(ちなみに六角レンチはトラスコですよ!)
取扱説明書にも書いてありますが、すべて番号による管理がされています。
必要な物は番号で確認しながら組み立てを行うのですべて袋から出したりしないほうが良いです。
回転台であるアークパネルに使用される器具は汎用品であるタキゲンのものです。
もし破損してもリペアが効くので長く使うにあたってありがたいです。
スライドテーブルのスライド部分は一度分解して取り付けを行います。
その際、スライド部分にはグリスが塗布されているので作業をするときは軍手を着用することを推奨します。ベトベトヌルヌルになります・・・。私はなりました。。(笑)
まずは梱包時に天板に固定されているスライドテーブル、アークパネル、側面部品を分解していきます。
使用するドライバーはプラスの3番です。(ドライバー持っていないとここで詰みます!)
次にアークパネル(回転台)を固定するマグネットを側面板に取り付けます。
スライドレールを取り付けたらメインの天板に脚部と側面部を取り付け、デスクを裏返すための位置に配置します。
脚部に側面補強の筋交いをアジャスター部と同時に固定します。
ここで固定用に13のスパナが必要になってきます。(手締めでも良いかもですが、やはり工具で軽く締めましょう)
スライドテーブルを差し込んだ後に回転台固定用の金具を取り付け、天板裏にはスライドテーブル固定とヘッドホンハンガーを併用できる金具を取り付けます。
(画像左ですが、実は左右間違っていてハンガー部が外側になるのが正解です。すぐに気づいて直しました・・・。)
これはアークパネル(回転台)の最重要部品である回転軸です。
スペーサーを挟みつつ回転台に六角レンチで固定していきます。
この部品、おそらく特注のネジだと思うのですが、ネジとそれを取り付ける部分の穴の精度が非常に高いです。
左はスペーサーを挿入する前に刺した画像、右はその反対側です。
穴とネジの間にほとんどの隙間が無いです。この精度はどこぞの国の製品には真似できないです。(コスト、技術面)
ここの部分に限らず基本的なネジと穴の精度が良いのでネジ舐めやガタがありません。
また、鉄板加工時のバリ取りの処理も良いので大量生産にはない丁寧なつくりであることがわかります。
必要な部品を取り付けたらあとはひっくり返して配置するだけです。
一応一人でも返せますが、結構重いです。
アークパネルや側面板の鉄板板厚が意外とあるので重量がかさんでいると思います。(その分強度はピカイチ)
パネル品質はすごいです。もう語彙力が低下しまくってます。とにかく綺麗、ロッカフォルテとは比べ物にならない。(知らない人もいるかもですが、ロッカフォルテという名前のゲーミングデスクがあったのです。参考、PC環境遍歴下から3番目のもの)
ここまで来たらあとは機器を配置するだけになります。
こんな感じで仮配置を行いました。
ここから配線をまとめていきます。
使用した材料はこちらの3点
左から順にリピートタイ、ケーブル収納カバー、ヘッドホンフック
リピートタイは繰り返し使用可能なタイラップで、PC周りの配線はオフィスと違い配線の増減があります。よって繰り返し取り外しできるほうがゴミが出ないメリットがあります。
デメリットは余長分を切断するのが勿体ないのでそのまま残ります、ですが今回チョイスしたのは全長100mmととても短いのでそれほど気になりません。
次にケーブル収納カバーは複数のケーブルをまとめるのにいちいちタイラップをつける、外すを何か所もする手間を省くのに最適なアイテムです。
ファスナー1本で包むだけなので束ねる速さと長さ調整が非常に簡単になります。
そして3点目のヘッドホンフック。これは本来ヘッドホンを掛けるためのものですが、このデスクにおける配線では欠かせない橋渡しとなります。
このように同ルートを通る複数の線はケーブルカバーにて一本化します。電気配線の観点から電源線やオーディオをまとめるのは良くないことですが、とくにノイズ発生するような環境でもないので考慮していません。
また、アークパネル側面部にはいくつか長方形のケーブルタイ用ホールが空いています。
この幅が10mmなのでマジックバンド系はサイズに気を付けないといけません
配線用の丸穴もいくつかあります。
既存のホールを使うもよし、鉄板なのでマグネット式で固定するもよし、平面素材なので両面テープも使用可能です。
私は粘着跡が残るのが嫌なので、テープ類は使いません。
こちらは右側面の配線部
マグネット式の電源タップを固定し、モニター専用の電源タップに使用しています。
画像ではわかりにくいですが、すべてケーブルタイの穴を使用してケーブルを固定しています。
デスク(モニター)背面部
モニターからの電源線と映像端子のケーブルはすべて流しのまま下して、デスク上部で合流したケーブルをすべてケーブルカバーにて一本化しています。
これにより足元にケーブルが垂れない、埃がたまりにくい、絡まらないという状態で配線できます。
しかしながらこのデスクは背面部には一切配線を固定する箇所がありません。
なのでクランプ式のヘッドホンフックを使うことにより簡易的なケーブルラックとなります。
先述の通り一本化しているので、ケーブルは固定する必要はなくモニターにテンションが掛からないよう持ち上げる役目をしています。
このヘッドホンフックですが、クランプ式なら何でもいいというわけではありません。
スライドテーブルとメイン天板の隙間にそれほど余裕がないのでネジ式クランプではダメなのです。故に使うものはかなり厳選しています。
ケーブルカバーはケーブルタイの使用頻度を減らす効果として、見た目がスッキリするという効果があります。(普段裏なんか見ないから自己満足でもある!)
参考動画を見ていただけた方には言うまでもないですが、このデスクはヘッドホンハンガーが両サイドにあります。
これがまた、気の利く設計でちょっとしたことですが使い勝手の良い作りになっています。
ケーブルホールからスピーカージャックまでのアクセスがとても使いやすいです。
ひとつ気になる点を挙げるとすれば、ホール周囲に自在ブッシュがあるとケーブル保護になって良いかなと思います。(鉄板のエッジ処理がとても綺麗なのでよほど強く引っ張ったりしなければキズはつきません)
このようにコネクタ部分を逆側から入れれば不要な時は収納しておくことができます。
USBを逆側に配線すればそのまま使用することもできるかと思います。
スライドテーブルを格納時の状態です。
左の画像はスライド前にアークパネルを手前にぶら下げた状態になっています。
私の環境下(コントローラーの形状)ではこのようにしないとスライドテーブルと接触してしまいます。
使用しているキーボードは昔から変わらず、FILCOマジェスタッチを使用しています。
これにデスクマットの厚み1.2mmとキーボードの足を立てた状態でこのクリアランスになります。
画像では分かりにくいですが、紙一枚分の隙間しか空きません。キーボード厚が比較的大きいメカニカルキーボードでこの隙間なので使用方法によっては接触する可能性があるかもしれません。
となりのマウスはRazer MAMBA
こちらは問題なくクリアしています。(サイズの参考になれば幸いです。)
スライド収納後アークパネルを回転、設置済みのゲームデバイスを展開してすぐにゲームをプレイできます。
ここがこのデスク最大の利点です。いつもゲームデバイスをいちいち外したりする手間がない、かといって本格的に設置したままにはできない。
そのような環境下の方には大変おすすめできる一品です。(普段はワークデスクだけどたまにハンコン使って遊びたいなんていうわがままを叶えてくれます)
なぜここまでベタ褒めするかというと、私も自作のゲーミングデスクを製作したことがあるので強度やコスト、設置条件など諸々考えると個人レベルでは大変だからです。
コントローラー展開後にスライドを戻した状態です。
これでマウスキーボード操作も同時にできるのでFarmingSimulatorをプレイする環境としてはパーフェクトです。
現在のPCの使用状況はほぼ3DCGのモデリングやMod製作がメインでゲームはおまけになっています。
それでも今までホコリをかぶっていたコントローラーが使えるというのは非常に幸せです。
画面いっぱいにリファレンス広げたり、大画面でゲームしてみたりとこれ以上どこを良くしようか悩むくらいには満足度が高いです。
本来の24~27インチモニターを3画面で使用するというものとは大きく外れていますが、このような使い方もできるという一例として参考になれば幸いです。
(モニターサイズは左右4画面:24インチ 中央:43インチ)
画像貼りすぎてしまったので、記事は一旦ここで終わります(^^;)
しばらく使用してみてまたレビューできればと思っています。